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TRAINING
FUKUOKA UNIVERSITY
Med E.C.C.M.





実習・研修


特 徴
福岡大学病院救命救急センターは、福岡市の南西部に位置し、糸島・筑紫地区等を含む福岡都市圏内の南西部地域の救急医療体制の中核となる3次救急施設である。
平成15年4月から始まった病院前救護活動におけるメディカル・コントロールの指導病院として、また福岡県災害拠点病院としての役割も担っている。

診療科概要
当センターは大学病院併設型三次救命救急センターとして診療各科の協力のもとに、他施設では対応困難な多発外傷、広範囲熱傷、指肢切断、重症薬物中毒患者をはじめ、近年増加傾向にある生活習慣病に起因した脳卒中、心筋梗塞患者も積極的に受け入れている。

当センターは、初療室3室、救急患者専用CT室、センター専用病床40床(ICU、HCU、熱症患者用ベッド・一般病床を含む)、ヘリポート(へリストップ)、ドクターカー等の設備を備えており、あらゆる重症患者に対応するため、設備面においても充実させるように努力している。

また救急医の育成、医学生教育、看護師の教育も行っている。さらに福岡県災害拠点病院の1つとして県および地域の防災対策や災害医療に取り組んでいる。

また、病院前救護体制の充実を目的に厚生労働省および総務省により構築されたメディカル・コントロール体制における福岡県の基幹センターとして救急隊員・救急救命士に対する教育・指導(助言)・救急救命士の医行為に対する検証業務、福岡市と協力してドクターカーの運用、防災ヘリコプターを利用した救急ヘリ搬送に積極的に取り組んでおり救急医療における診断および治療 技能の確実な理解、習得ならびに救急医療における社会的側面の理解が可能である。



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福岡大学病院卒後臨床研修センター




クリティカルクラークシップ

到達目標(LearningOutcome)
救命センター・ICUにおいて:
1.基礎(正常構造と機能、発達、成長、加齢、死、心理、行動)、臨床(病因、構造と機能の異常、診断、治療)、社会医学(医療安全、疫学、予防、保険・医療・福祉制度、医療経済)等の知識を習得し、診療に応用できる。(A-1)
2.最新の医学情報を収集し、論理的、批判的に評価し、正しく応用できる。(A-2)
3.未解決の医学的、科学的問題を発見し、解決に取り組む事ができる。(A-3)
4. 自己の到達目標を設定し、自ら学ぶ機会を持つことができる。(A-4)
5.診療、研究に国際的視野をもち、情報収集と発信ができる。(A-5)
6.患者から病歴を的確に聴取でき、基本的な身体診察と臨床手技を実践できる。(B-1)
7.患者の病歴、診察所見から臨床推論ができ、診断に必要な検査を選択し、結果を解釈できる。(B-2)
8.頻度の高い疾患について、EBM(Evidence-BasedMedicine)に基づいた診断、治療方針について説明できる。(B-3)
9.患者の安全と感染防止を十分に理解し、チームの一員として診療に参加できる。(B-4)
10. POS (Problem-OrientedSystem)を用いて診療録を記録し、カンファランスで適切にプレゼンテーションができる。(B-5)
11.生命倫理に基づいた医療、研究を遂行できる。(C-1)
12.他者を尊重し、利他的な態度で行動でき、患者の個人情報保護を遵守できる(C-2)
13.多様な背景を持つ患者の意思決定を理解し対応できる。(C-3)
14.医師としての自尊心と向上心を持ち続けることができる。(C-4)
15.患者と家族、後輩、同僚、他職種医療者を尊法できる。(C-5)

コンピテンシー(学生の到達度を評価できる能力) (Competencies)
1.医師として必要な救急の知識と、救急患者管理を理解する。
2.初期、二次、三次救急医療の実際を理解する。
3.重症患者の集中治療の実際を理解する。
4.心肺蘇生法の理論と実際を体得する。
5.救急車同乗実習を行い、わが国におけるプレホスピタルケアの実際を体験する。
6.重症外傷患者の診断と初期診療総論を理解する。
7.治療の基本的手技を理解し、体験する。
8.重症患者の呼吸、循環、代謝の病態生理に関し理解を深める。
9.呼吸管理、循環管理、代謝管理の方法を理解する。
10.中毒の初期診療総論を理解する。

学習方略・事前事後学習の方法(LearningStrategies)
1.オリエンテーション
救命救急センターにおける基本原則、救救急急患患者者§受け入れおよび運営の実際につき説明する。

2.重症患者管理
1) クリニカルクラークシップ制を採る。
2)毎朝主治医とともに回診し、担当する重症患者の問題点を重症患者管理シートに列挙し、治療計画を立てカンファレンスでプレゼンテーションする。
3)主治医とともに重症症例の治療にあたる。
4)ティーチングスタッフを交え、イブニングディスカッションでその日の評価をする。
グループディスカッション
1)ティーチングスタッフとともに、提起されたテーマについてディスカッションを行う。
実習
1)心肺蘇生法実習
(1)一次救命処置(BLS)の方法を体得する。
(2)救急医薬品、電気的除細動を含む高度な二次救命処置(ACLSorlCLS)の実際につき修得する。
2)学外実習
(1)福岡赤十字病院実習:朝8:00から夕方5:30まで、福岡赤十字病院救急・集中治療部(部長:友尻茂樹)にて一次・二次救急医の実際および初期治療を実習する。
(2)救急車同乗実習:城南、早良および南消防署のうち、いずれか指定された施設で救急車同乗実習を行い、その体験した症例についてカンファレンスで報告する。
3)当直実習
(1)実習期間中1回の当直を行う(一日あたり当直2人まで)。
総括
1)主治医グループに新たに入院した症例について、primarysurvey、secondarysurveyに則って、パソコンを使用しパワーポイントでスライド(画像等は使用しない)を作成し10分程度でプレゼンテーションを行う。
2)福岡赤十字病院実習および救急車同乗実習の報告を行う。

成績
1.評価および方法(Evaluation)
評価は実習態度、プレゼンテーション内容の充実度ならびにBLS、ACLS (orlCLS)実技テストにより判定する。
2. 不合格の場合は、夏休み、冬休みあるいは春休み期間に再履修を行い再評価する。
その他
1.初日(第1週月曜日)は救命救急センター棟1階カンファレンス室に8:20に集合すること。
2.行動しやすく、清潔な上履きを各自準備すること。
3.救急患者の初期診療に際しては標準的感染防御(帽子、マスク、手袋) を行い、着用後は感染性廃棄物として所定のゴミ箱に廃棄すること。
4.患者情報の取り扱いには細心の注意を払い、各自で責任を持つこと。
5.救命救急センターを離れないこと。
6.標準救急医学(医学書院第5版) を持参して下さい。





初期研修


研修目標

1.わが国の救急医療体制を理解する。
1次救急、2次救急、3次救急、
救急救命士制度、メディカルコントロールシステム、災害医療体制

2.3次救急患者に対する救急処置ができるようにする。
1次検索:初期観察と評価
救命処置:1次救命処置、2次救命処置
2次検索:全身の観察と評価、治療

3.外傷理論を学び、多発外傷の1次救命処置および2次救命処置を学ぶ。
4.重症患者の呼吸管理を理解し、人工呼吸器管理を学ぶ。
5.各種循環モニターを理解し、重症患者の循環管理を学ぶ。
6.重症患者の栄養、代謝管理を学ぶ。
7.血液浄化法の理論と管理を学ぶ。
8.中毒患者の診断と治療を学ぶ。
9.広範囲熱傷患者の重症度評価と初期治療を学ぶ。

研修内容

1.毎日午前 8:30 からモーニングカンファレンス 新患及び病棟患者プレゼンテーションを行う。

2.毎日病棟チーム回診を実施
カンファレンス終了後、所属チームの回診に従事する。

3.救急患者の初期治療に参加し、救急患者の診察法、トリアージ、蘇生法を含む救命救急 手技、外科的基本手技の研修を行う。

4.受け持ち重症患者の集中治療管理を学ぶ。
5.週1~2 回の夜勤業務を行い夜間の救急患者の初期治療及びICU患者への対応を学ぶ。

6.ケースカンファレンス
循環器、脳卒中、呼吸器、多発外傷、脊髄損傷、頭部外傷、熱傷、特殊疾患の病態・治 療について学習する。

7.抄読会
毎週 月曜日午前8:00から最新論文の抄読会を行う。



後期研修


福岡大学病院救命救急センター研修プログラムについて
研修プログラム
福岡大学病院救命救急センター研修の特徴
①福岡大学病院救命救急センター
ドクターカー研修:福岡大学病院FMRC
②専門研修連携施設
ドクターヘリ研修:高知医療センター(高知県)
離島医療研修:宮古病院(沖縄県宮古島)



新専門医制度


③研修コースの具体例
救急医の将来性と可能性






病院見学について


申込要領
日程調整をさせていただく関係で、ご希望の2週間前までに申込書類等を送付してください。 なお、土曜日は都合により見学できないこともあります。
また、日曜日・祝日・盆休(8月15日)・年末年始(12月29日~1月3日)の見学はできませんので、ご了承ください。

申込方法
お問い合わせフォームより病院見学を選択、必要事項をご記入の上、お申込みください。 折り返し担当者よりご連絡いたします。




見学希望・お問合せ


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