医学部長室から


朔 啓二郎

 福岡大学医学部は医学科と看護学科からなり、昭和47(1972)年に開設された医学科は、平成23(2011)年4月で40年目を迎えています。これまで、計34回の卒業式で総数3,521名の同窓生を送り出しており、その国試合格率は98.9%に及びます。卒業生の多くは、優れた医師や研究者として全国各地の病院や大学で活躍しています。一方、平成19(2007)年に開設された看護学科は、この春第一期生101名の卒業生を送り出し、看護師の国家試験合格率は99.0%でした。両学科の併設により、本学部における包括的医学教育がさらに進展することが期待されています。

 本学部は、医学科と看護学科それぞれの充実した講義棟や実習棟あるいは研究棟に加え、福岡大学病院および福岡大学筑紫病院という二つの大学病院を擁し、多数の教授陣・専門医・専門看護師による充実した学生教育を実施しています。両病院は、非常に恵まれた卒後研修の場ともなっており、福岡大学病院では、平成23(2011)年1月新診療棟が運用開始され、旧病棟の改修も始まりました。さらに福岡大学筑紫病院の建替えも近々始まる予定で、新たな進化を遂げようとしています。一方、研究面では、各講座の研究室と最新の設備を配した6つの総合研究室に加え、先端分子医学研究所、てんかん分子病態研究所、アニマルセンターおよび医学情報センターなどを拠点として、国際レベルの研究が行われています。

 医療を取り巻く環境が大きく変貌を遂げてきた現在、より高度の医療、安全な医療、開かれた情報のもとでの医療、人間性豊かな包括的な医療が求められています。本学部では、自主的な精神で医学知識と医療技術の修得に取り組む姿勢を確立し、人間の生命や尊厳に対する豊かな教養と感性を備え、最先端の医療と誠意ある対応により、患者さんとの信頼関係を築くことができる医師と看護師の養成をめざした教育に取り組んでいます。

 尚、学科別の概略については、医学科主任挨拶および看護学科主任挨拶のページをご覧下さい。