学科主任挨拶


中嶋 恵美子

 福岡大学医学部看護学科は、昭和50年(1973)に開学し34年間続いた福岡大学附属看護専門学校が改組し、平成19年(2007)に設置され10年が経過しました。これまで保健・医療・福祉の分野で活躍する多くの看護職者を輩出しています。さらには、平成23年(2011)に大学院修士課程を設置し、看護学の研究・教育・高度実践を担う人材の育成に邁進し、「学びの文化・伝統」が築かれつつあります。

 わが国では、急速な高齢化と保健医療を取り巻く環境の変化等に対応し、医療のあり方についても、入院中心の施設型医療から在宅医療・訪問看護の提供へとシフトしてきています。良質で適切な医療を安全かつ効率的に提供するための医療提供体制を構築するためには、保健・医療・福祉に携わる人材の資質向上が強く求められています。中でも看護は、生活の視点から人々の健康を守り、療養生活を支える専門職として、チーム医療の中で大きな役割を果たしていくことが期待されています。

 福岡大学医学部看護学科は、高い専門性と自律性に基づく看護を提供できる能力と、さらに卒業後も継続して専門的能力を向上・発展させる能力の育成を目指しています。それを具現化するために、本看護学科では、総合大学である福岡大学の持つ学際的教育力を活かしたカリキュラムを編成しています。さらに、看護学を学ぶ上で多くの時間を費やし、学生が看護職者としての思考力や判断力、技術力を磨く臨地実習も、そのほとんどを福岡大学病院及び福岡大学筑紫病院で実施しています。

 これら福岡大学の恵まれた教育環境の中での講義や演習および臨地実習では、学生の主体性や考える力を引き出し、実践力を育むために個性豊かな教授陣が、多様な教育方法を駆使しています。福岡大学医学部看護学科で学ぶ学生は、高度な専門的知識と確かな技術、幅広い豊かな教養を身につけ、変化するこれからの社会においても貢献し得る看護職者に成長できると考えています。