科長のご挨拶
  平成21年4月に着任し(新任時挨拶・自己紹介は、こちらをご参照ください)、7年半が過ぎました。新設講座立ちあげの多少の苦労はあっても、医局員の皆さんと一緒になって教室の歴史を築いていく充実感と楽しさやはるかに大きなものです。自己満足かもしれませんが、この7年半の皆様のご支援や教室員の奮闘努力もあって、糖尿病や内分泌疾患(ホルモンの病気)を診療する地域の中核施設として、近隣の皆様にも少しは認知していただける科に成長できたかな?と感じています。平成23年1月の新病院オープンと同時に当科外来は内分泌・糖尿病センターに衣替えしています。糖尿病は全身病ですので、当科では血糖管理だけでなく、合併症に対するきめ細かな診療を心がけており、その一環としてフットケア診療に力を入れています。また近隣医療機関からご依頼の多い甲状腺エコー・細胞診にも力を入れており、今後も皆様の様々なニーズに対応できるよう努めたいと思います。当院メデイカルフィットネス(運動施設)の開設に合わせて、将来的には生活習慣病予防の観点からも地域医療に貢献できるシステムの構築を思案中です。
  また当科は再生・移植医学講座の安波教授をリーダーとする1型糖尿病患者様への膵島移植医療(高度医療)の認定施設でもあり、先進医療にも積極的に取り組んでいます。副腎ステロイドホルモンや下垂体ホルモンの病気に関しては、私自身が、厚生労働省研究班の主任研究者(副腎班)や分担研究者 (下垂体班)の立場にあることから、これらの分野の最新の診断・治療ガイドラインに基づいた質の高い診療の提供を心がけています。   
  研究面では実験室作りから着手し、現在では大学院生10名と数名の専属研究員が在籍するまでに拡充しています。糖尿病地域臨床研究も進行中であり、平成23年度から生活習慣病病態制御講座(寄付講座)並びに平成28年10月から内分泌・代謝系疾患講座(寄付講座)も開設されました。サイエンスの面でも若い先生方と夢を追いかける基盤が整い、多くの興味深い研究成果が発表されています。
   最後に、将来、内分泌・糖尿病専門医の取得や研究をめざす若い先生方へのメッセージを一つ。望むことは以下の3つだけです。(1) 思いやり (2) 向上心、そして (3) ユーモア精神です。十分、クリアしていると思われる方、あなた自身の大きな可能性に一緒にチャレンジしてみませんか?合言葉は、「挑戦だけがチャンスを作る」です。



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