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2020年10月のトピックス

顕微鏡下手術手技コンテスト準優勝 - 小林広昌医師

当科の小林広昌講師が全国学会(第29回脳神経外科手術と機器学会)のコンテストで見事準優勝を果たしました!以下、本人より所感です:

今回CNTT2020(第29回脳神経外科手術と機器学会)で開催された顕微鏡下手術手技コンテスト(5 min championship)に参加した。手術手技を競うコンテストは脳神経外科領域ではほとんどなく、初開催であった。5分間で人工血管(1mm)にピオクタニンで線を引き、線状切開して切開線を顕微鏡下で縫合という内容で手技自体は極めてシンプルであったが、自分の技術を客観的に評価してもらう機会と考え参加した。また審査員には有名な教授陣が名を連ねた。全国から18名が参加予定であったが、コロナ禍での学会開催であったため、Web開催の可能性を考慮され、事前ビデオ審査が導入された。ビデオはマイクロ動画と手技をしている全体動画 (フットスイッチの使い方) の2本を提出し、10名が最終参加となった。札幌医科大学、埼玉国際医療センター、日本医科大学、大阪大学、近畿大学、国立循環器病センターなどから参加され、最終的にはビデオ審査部門と会場審査部門と2部門で私は院内のコロナ対策で学会参加できなかったのでビデオ審査部門となった。結果は2位と高成績を収めることができた。1位でないのは残念だが、全国のhigh volume centerに負けない福大井上流の技術力を示せたと思う。ただし、審査員から縫い代の厚さなども指摘されたので、今後の課題としたい。日々の手術トレーニングを客観的に評価されるよい機会となった。

小林広昌

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