福岡大学医学部整形外科学教室は、運動器疾患スタッフによる診療、研究、教育を行ってます。

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足の外科診療班

足の主な病気と治療

足部および足関節のスポーツ障害、足関節靱帯損傷、軟骨損傷、骨棘障害、過剰骨障害、足関節骨折、足関節捻挫、アキレス腱断裂、腓骨筋腱脱臼、先天性内反足、小児扁平足、小児外反母趾、フライバーグ病、ケーラー病、足根骨癒合症、外反母趾、強剛母趾、種子骨障害、扁平足、後脛骨筋腱機能不全症、変形性足関節症、距骨下関節症、足底腱膜炎、モートン病、足根管症候群、末梢神経障害、バレエ障害

外反母趾

外反母趾とは母趾が付け根でくの字状に外側に曲がってしまう疾患です。近年、ファッション性の高い先の細くなったハイヒールやミュールなどを履く機会が多くなり、若い女性を中心に増加傾向にあります。外反母趾が軽度の場合は、足趾の体操を行ったり装具を装着して治療します。変形が進み痛みを伴う場合には手術療法が考慮されます。当院ではDLMO法、中足骨水平骨切りなどを中心に患者さんに合った手術法を選択して行っています。当院での入院期間は約1週間です。

三角骨障害(足関節後方インピンジメント症候群)

バレエ、サッカーなど足関節を底屈強制するスポーツに多い疾患です。従来は切開して手術を行っていましたが現在は内視鏡で約5ミリの2カ所の切開で行っています。スポーツ復帰は約1ヶ月可能です。

変形性足関節症

変形性足関節症は膝や股関節ほど多いものではありませんが、多くの人が我慢していることの多い疾患です。外傷(骨折、靱帯損傷)後に発症してくることが多く、少しずつ軟骨がすり減って疼痛が強くなっていきます。治療は、まず投薬や装具療法を行います。効果の得られない場合は進行の程度に応じて、足関節鏡で関節内を掃除したり(関節鏡視下滑膜切除、関節鏡視下デブリドマン)、足関節の角度の矯正を行ったり(脛骨骨切り術)、程度のひどいものに対しては鏡視下関節固定術や人工関節置換術を行っています。

足関節外側靱帯損傷

足関節外側靱帯損傷は初期治療が重要です。一般的な治療を受ければ治癒する事が殆どです。ところが軽視されがちで十分な治療を受けずに放置すると、繰り返し受傷したり、陳旧性に移行し日常生活やスポーツ活動に支障を来してしまいます。また関節内の軟骨を損傷してしまうことも少なくありません。最終的には変形性足関節症まで至り、歩くのも困難になることがあります。当院では陳旧性に移行し不安定性や疼痛が強い場合は靱帯再建術を行っています。術後は約3ヶ月でスポーツに復帰可能です。

距骨骨軟骨損傷(距骨離断性骨軟骨炎)

足関節内の軟骨と骨が剥がれ落ちてしまう疾患です。完全に剥がれ落ちた場合は関節鼠となってしまいます。多くの場合は、足関節捻挫後に疼痛が持続して発見されますが、レントゲンやMRIでは診断がつかず関節鏡でようやく診断が得られる場合あります。画像診断と関節鏡を駆使して病期に応じた様々な治療を行い良好な治療成績が得られています。 

扁平足障害

近年大人における扁平足障害が増加しています。多くの場合が後脛骨筋腱機能不全によるものです。適切に治療していないと足部足関節の筋、腱のバランスが崩れ変形が進行し日常生活にも支障を来すこことがあります。
腱鞘鏡(tendoscopy),腱移行、骨切り術などの外科的治療も成果を挙げています。

足関節鏡

当院では足関節鏡による低侵襲手術を行っています。レントゲンやMRIでも把握困難な病変を関節鏡で確実に診断し治療も同時に行うことが可能です。早期にスポーツ活動や社会復帰が可能となります。

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