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ホーム > 取り扱っている疾患 > 血管奇形(動静脈奇形、静脈奇形、リンパ管腫)

診療内容のご案内

◆ 血管奇形(動静脈奇形、静脈奇形、リンパ管腫)

従来血管腫といわれてきたものの中に、いわゆる「腫瘍(できもの)」ではなく「血管の奇形」が含まれており、現在では区別され血管奇形と呼ぶようになりました。皮膚の近くの浅い部分にできれば、盛り上り、赤みを認めることがあります。深いところにあれば、盛り上がりや、痛みなどの症状を伴うことがあります。その性状からいくつかの種類に分かれます。その中で代表的なものを紹介します。

動静脈奇形
 周囲より暖かくて触ると拍動が触れます。動脈の性質が強く、流れの速いものを指します。血管造影では拡張した血管とナイダスとよばれる血管病巣が早期にうつしだされます。動静脈奇形は早期にはほとんど変化がないように見えますが、進行していくのが通例です。症状によりT期(赤み、暖かさのみ)、U期(拍動を認め、大きくなる)、V期(痛み、傷をつくり、出血・感染を伴う)、W期(心不全を伴う)と分類されます。
 基本的な治療法は病巣部であるナイダスの切除です。手術に際して出血が予想される場合は手術の前に自分の血液をためておく自己貯血を行います。また必要に応じ、太ももの動脈などから細い管を挿入し、異常な血管内にコイルを入れ血液を遮断し、病変部の切除を行うことがあります。

静脈奇形
 静脈の性質が強く、流れの遅いものを指します。立ったり、長時間歩くことで盛り上がることがあります。また痛みを伴うこともあります。画像検査を行い、位置や大きさなどを確認します。筋肉内に存在するものも多くみられます。治療は手術もしくは特別な薬を注入して血管を固める硬化療法などがあります。血管の太さ、病変の範囲によって治療が複数回に及ぶことがあります。

リンパ管腫
 リンパ管腫はリンパ管の形成異常が原因で生じる先天性の疾患です。出生時にすでに存在しているか、あるいは生後早期に出現します。増生、拡張したリンパ管の中にリンパ液が溜まります。皮膚の近くの浅い場所にできるものは、透明か赤色調を呈する水疱が多発し、いわゆる蛙の卵状になります。生まれてしばらくして出現することが多く、徐々に増大します。病変部を正常な皮膚を含めて大きめに切除するのが最も確実で再発の少ない方法です。また袋状の病変に対してはお薬を注入して治療することもあります。

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