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診療内容のご案内

◆ くちびるの先天異常(口唇口蓋裂、巨口症)

 口唇口蓋裂は生まれつき、くちびる(口唇)から歯茎(歯槽弓)、上あご(口蓋)の部分が割れている病気です。日本人では500人に1人ほどの割合で発生します。くちびるだけが割れるタイプ(唇裂)、口蓋のみが割れるタイプ (口蓋裂)、くちびるからのどちんこ(口蓋垂)まで割れる完全唇顎口蓋裂、両側が割れる両側性唇裂など、さまざまなタイプがあります。

 口唇口蓋裂の問題は機能と形態の二種類に分けることができます。前者には哺乳、言語、歯並びなどが含まれ、後者は口唇と鼻の変形および術後のきずあと(瘢痕)になります。これらの問題をそれぞれの専門家が、適切な時期に適切な治療をすることにより、理想的に治すことが可能です。

 したがって、口唇口蓋裂の治療には、小児科、言語療法士、耳鼻咽喉科、歯科(矯正歯科を含む)、形成外科といった複数の専門職によるチーム医療が必要です。当院では口唇口蓋裂の患者さんが受診したら、形成外科がゲートキーパーとなり、今後の治療の順序をご家族に説明し、適切な時期にそれぞれの専門家に治療を依頼する形をとっています。

 完全口唇口蓋裂の患者さんの場合の治療の概略を示します。1)初診時(産科または小児科より紹介);病気の特徴と治療方針を説明。2)術前顎矯正治療を開始(福岡歯科大学矯正歯科)3)生後3か月前後に口唇形成術(1週間の入院)4)生後1歳以降に口蓋形成術(1週間の入院)5)生後2歳前後より言語機能評価(耳鼻咽喉科・言語療法士)6)5歳頃(小学校入学前)に鼻形成術(1週間入院)7)6歳頃より歯科矯正治療開始(矯正歯科)8)8歳前後に顎裂部骨移植手術(4,5日間入院)9)その後、歯科矯正治療を継続。10)形成外科では年に一度の診察を成人になるまで継続。

 くちびるの先天異常では、他にも巨口症(口角の部分が裂ける)や正中裂(口唇の中央が裂ける)など、まれな顔面裂の患者さんもいます。

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