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診療内容のご案内

◆ きずあと・ケロイド(ケロイド、肥厚性瘢痕)

1.きずあと(瘢痕)
 外傷、手術、やけどなどの後に残る「きずあと」を瘢痕(はんこん)といいます。軽いすり傷や浅いやけどなどは,最終的にきずあとはほとんど目立たなくなります.一方,深い切り傷や深いやけどなどは,きずあとが残る可能性が高くなります.きずあとが残るかどうかは,受傷のしかた,傷の深さや大きさ,場所,細菌感染の有無などに左右されます.

2.肥厚性瘢痕
 特にきずの治りに時間がかかったような場合に,傷が赤みをもって盛り上がることがあります.これを肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)といいます.軽いかゆみやひきつれ,痛みを伴うこともあります.
 傷が治ってから最初の数ヶ月の間に生じることが多いのですが,その後は徐々に赤みがとれて白っぽくなり,盛り上がりも減って平たくなります.ただし,きずあとの表面はつるつるしてやや光沢のある皮膚として落ち着きます.

3.ケロイド
 きずあとの盛り上がった状態を一般にケロイドと表現することがありますが,実際には肥厚性瘢痕のことがほとんどです.本当のケロイドとは,遺伝的,あるいは体質的な要因を持つ人に生じやすく,きずあとが傷を受けた範囲を超えて拡大する状態を指します.耳たぶ,肩の周囲,前胸部,下腹部などに多く,肥厚性瘢痕と比べて,赤みやかゆみ,痛みといった症状がより強くみられます.

4.これらの治療について
 通常のきずあとや肥厚性瘢痕であれば,きずが白くやわらかくなって成熟するのを待った上で,きずあとの幅を狭める,あるいは傷の方向を変えて目立ちにくくするように縫い直す場合があります.ただし術後に数ヶ月のあいだ、きずが再び広がることを予防するためのテーピングや内服薬を続ける必要があります.
 ケロイドは安易に手術を行うと更に拡大することがあるため,まずは内服、ステロイドの局所注射やテープ貼付で反応をみます.
 きずの状態は個人差が大きいため,担当医とよく相談することをお勧めします.

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