お知らせ
シミュレーター実習の様子
2025/2/18
当講座ではシミュレーターを用いた学生指導を積極的に行っています。
今年度は新たなシミュレーターも導入し、より充実した実習になっていますのでその様子をご紹介いたします。
①産科 分娩実習
分娩実習は、バージョンアップしています。
国家試験の過去問などにそった、よりリアルなシチュエーションで、臨床の場での実際の動きやイメージを、意識できるような内容にしています。


②産科 超音波実習

エコーは学生にも人気です。
初めてエコーをする学生も多く、実際に赤ちゃんの推定体重を計測してみることで、プローブの動かしかたを学ぶことができます。
③縫合実習
こちらは以前から継続している実習です。
学生も集中して熱心に取り組んでくれています。
④婦人科腹腔鏡ドライボックス実習


これも学生に人気の実習です。
玉移しや、糸通し、ガーゼ切りなどの種目をタイムアタックのゲーム方式で行っています。
把持、牽引などの基本的動作を教えて取り組んでもらいますが、みんなで工夫しながらやりやすい位置や方法を発見し、とても盛り上がります。
「手術見学では先生方がスムーズにやっている動きが、こんなに難しいと思わなかったです。」「楽しかったので、外科系にも興味がわきました。」など嬉しい感想がたくさんありました。
⑤婦人科内診実習
内診モデルを使用し、子宮頸がん検診を行い那ながら腟鏡の使い方を学んでもらい双合診で病変モデルを診察してもらいます。
また、新たに経腟超音波のシミュレーターも導入しました。
こちらは基本操作を学んだあとにシナリオにそった問題の中で、実際に所見を見つけて診断をつけてもらいます。


学生同士で、こうじゃないかああじゃないかと相談しながら取り組んでくれています。
その他にも子宮内容除去や骨盤臓器脱のシミュレーターなどを導入し、適宜シナリオにあわせて使用しています。
学生に産婦人科のイメージを聞くと、
- 専門性が高くイメージがしづらい。
- 国家試験の過去問、後回しにしています。
- 内科や外科を優先して時間がなくなっちゃう。
などの意見をよく聞きます。
シミュレーター実習を通して、少しでもイメージしやすく、産婦人科の魅力をお伝え出来るようにさらにバージョンアップしていきたいと思います(*^^*)