カンファレンス・臨床試験

カンファレンス

当科では、前日に入院された患者さんに対するカンファレンス(新患カンファレンス)を毎朝行っています。また、医師、看護師、薬剤師、理学療法士、栄養士、地域連携スタッフによる多職種間チームでのカンファレンスを毎週行っています。それぞれの視点から問題点を抽出し、全体協議を行いゴールの設定を行います。

腫瘍・血液グルーフでは、月一回の臨床-病理検討会CPC(Clinico- Pathological Conference)を開催しています。また、外科、放射線科、呼吸器内科、薬剤部、看護部と連携し、毎週月曜日にキャンサーボードを行っています。診断や治療方針を検討し、集学的医療の実践に役立てています。

感染症グループは、各診療科から提示される症例検討を通じ、感染症診療の教育・啓発を行なっています。

腫瘍・血液

新患カンファレンス 毎朝 6西ゼミ室8:15 ~
多職種カンファレンス 毎週木曜日 6西カンファレンス室15:00 ~
CPC 月1回 6西カンファレンス室17:00 ~
キャンサーボード 毎週月曜日 臨床大講堂17:30 ~

感染症

感染症例カンファレンス 年4回 がんセンターミーティング室18:30 ~

臨床試験

日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)、日本細胞移植研究会(JSCT)などのメンバーとして全国規模の臨床試験に参画しています。
(※特定臨床研究)

JCOG MM 1911 高齢者または移植拒否若年者の未治療多発性骨髄腫患者に対するダラツムマブ+メルファラン+プレドニゾロン+ボルテゾミブ(D-MPB)導入療法後のダラツムマブ単独療法とダラツムマブ+ボルテゾミブ併用維持療法のランダム化第III相試験※
FL 2008 未治療高腫瘍量濾胞性リンパ腫に対するオビヌツズマブ+ベンダムスチン療法後のオビヌツズマブの維持療法の省略に関するランダム化第Ⅲ相試験
FBMTG MM 「再発・難治性多発性骨髄腫の患者血清における可溶性 SLAMF7定量と網羅的遺伝子解析」多施設共同前向き観察研究-FBMTG RRMM18-
JSCT ALL 成人急性リンパ性白血病に対する治療プロトコール(JSCT ALL/MRD2023)※
APL 急性前骨髄球性白血病に対しATRAとATOを併用した寛解導入及び地固め療法(JSCT APL2021)※
MM 未治療多発性骨髄腫に対するダラツムマブ、レナリドミドおよびデキサメサゾン療法に治療奏効で層別化する地固め療法を用いた自家末梢血幹細胞移植の有効性と安全性を確認する第Ⅱ相臨床試験(JSCT MM20)※
MM 未治療の高齢多発性骨髄腫に対する新規薬剤と自家移植を組み合わせたシークエンス治療を固定期間で行う有効性・安全性を検証する多施設共同第Ⅱ相臨床試験(JSCT EMM21)※
九州大学 DLBCL 未治療びまん性大細胞型B細胞リンパ腫患者に対するポラツズマブ ベドチン+R-CHP療法の有効性と安全性を検討する多機関共同前向き観察研究 W-JHS NHL03(POLASTAR)
  血液疾患患者、血縁者間移植ドナーの検体保存、臨床データ登録システム(KCNET)の確立
島根大学 PTCL 再発・難治性末梢性T細胞リンパ腫に対するtucidinostat単剤治療の第Ⅱ相試験(HMCSG-Tucidinostat-rrPTCL)
日本血液学会 MM 日本における骨髄腫関連疾患の予後に関する大規模多施設前向き観察研究Ⅱ(JSH-MM-20)
疫学調査「血液疾患登録」
日本造血細胞移植学会 造血細胞移植治療の全国調査
聖マリアンナ
医科大学
血液凝固異常症全国調査
ATL ATL発症高危険群の同定と発症予防法開発を目指して(JSPFAD)

2023年4月現在

がんセンター

日本人の死因の第一位はがんで、三人に一人ががんで死亡します。したがってがん患者に対する質の高い診療は、これからも一層重要となることが考えられます。福岡大学病院は、それに応えるためにがんセンターを設置し、2008年2月に地域がん診療連携拠点病院に認定され、他の拠点病院と連携して質の高いがん医療を提供しています。当科の髙松泰教授ががんセンター長を務め、内科系、外科系を問わず院内の他診療科と協力して、良質な抗がん治療の実践、緩和医療の充実化と治療成績を向上するための研究を推進しています。特に他診療科の参加を得て症例検討を実施し、より高度な集学的がん診療の提供を行なう体制作りを充実させているところです。
がんセンターについて詳しくはこちら http://www.hop.fukuoka-u.ac.jp/center/12/