研修の特徴

腫瘍・血液・感染症内科研修の特徴

日本では高齢化にも伴い、‘がん’(悪性腫瘍)の患者さんが増え続けており、二人に一人は何らかの‘がん’にかかり、三分の一は‘がん’で命を落とすといわれています。これまで日本の‘がん医療’は最初に手術を行う外科系を中心に行われてきましたが、抗がん薬、放射線治療、緩和医療の発展および社会を取り巻く環境の変化にともない‘がん医療’が複雑化しています。もちろん治療成績も延びて、がんを患っても長く生きられるようになってきましたが、その生きていく命のqualityも問われるようになりました。複雑化する医療の中で患者さんが受ける治療の交通整理をする役割を担っているのが“腫瘍内科”です。主な診療は抗がん薬を中心とした治療を行っていますが、患者さんの今後の経過をふまえて、どのようにすれば快適に過ごせるかを考えながら診療をしています。
悪性腫瘍の患者さんは抵抗力が弱って感染症を合併する患者さんがたくさんおられます。当科のもう一つの柱である感染症ですが、腫瘍内科の入院患者さんだけでなく、全病棟の感染症患者の回診を行っています。他科の感染症患者の治療方針、抗菌薬の選択など相談を受けており、病院内の感染症のコントロール(感染制御部も併任)も行っております。

腫瘍も感染症も全身疾患であり、常に患者さん全体をケアしていく必要があります。当科の基本方針は、“常に全身をみる”という考えで診療を行っており特に病歴聴取や身体診察を重視し学生さんの教育にも力を入れています。

取得できる専門医(認定医)

週間スケジュール

  朝(8:15〜) 午前 午後
新患カンファレンス(8:15~) 外来・病棟業務 外来・病棟業務・回診 キャンサーボード
新患カンファレンス(8:15~) 外来・病棟業務 外来・病棟業務・回診  
新患カンファレンス(8:30~) 外来・病棟業務 外来・病棟業務  
新患カンファレンス(8:30~) 外来・病棟業務 多職種カンファレンス 医局会・勉強会(CPCなど)
新患カンファレンス(8:30~) 外来・病棟業務 外来・病棟業務