医局員数は約50名で、主な派遣病院は、福岡大学西新病院、福岡赤十字病院、白十字病院、戸畑共立病院、社会保険直方病院、松山赤十字病院です。当施設はもちろん、これらの派遣病院もさまざまな学会の施設認定を受けており、日本内科学会(認定医、専門医、指導医)、日本消化器病学会(専門医、指導医)、日本消化器内視鏡学会(専門医、指導医)、日本肝臓学会(専門医、指導医)、日本超音波学会専門医などの取得が可能です。
また、われわれは福岡市を中心とした近隣の病院やクリニックの先生方との医療連携に力を入れています。当院の外来や入院の状況をお知らせし、スムースな紹介・逆紹介のシステムを構築すること、さらにフェイスツーフェイスで様々な疾患・最新治療の知識を深めるために、毎年2回福大消化器内科診療連携の会を行っています。また、毎年、福岡市医師会後援のもと福岡消化器病市民公開講座を行っています。
研究面では、消化管、肝臓、胆膵と各領域のエキスパートが数多くの基礎あるいは臨床研究を行っております。われわれの目指す研究は、最終的に臨床に役立つものであり、かつオリジナリティーの高いものです。例えば、最新のレーザー顕微鏡による基礎的検討や腸内細菌叢をターゲットとした病態の解明、炎症性腸疾患における生物学的製剤治療の薬物代謝とサイトカイン発現についてなど多くの研究成果を発信しており、今後もますます質の高い研究を基に真理の追究に努めたいと思っています。これらの成果は毎年、多くの国内学会、国際学会や、多くの研究会で発表しています。また、国内外への海外留学も積極的に行なっています。
教育面では学生、研修医、専修医、医局員へ消化器病学の基礎的事項、診断・治療の実践などを習得できるよう日々真剣に取り組んでいます。学生教育ではM3統合講義、M4臨床統合講義、M5・M6クリニカルクラークシップ1・2、M6領域別集中講義(国試対策)とそれぞれの目標に見合ったゴールを明確に設定し、勉強した内容が学生の記憶にきちんと残り、将来に活かされることを重要視した教育指導体制を取っています。消化器領域の疾患の学びには実臨床での経験が不可欠です。当科では参加型ならびに問題解決型学習を基本とし、生きた学習になるように努めています。こうした臨床面、教育面の充実した体制は毎年見学に来られる国内外の医学部学生や医師にも高い評価を受けております。
臨床科は良質な医療の提供が最も重要と思います。そして、質の高い臨床なくして優れた研究は生まれず、満足な教育はできないと考えております。今後も臨床、研究、教育の三本柱を充実させるべく教室員全員でがんばって行きたいと思います。
主任教授 | 平井郁仁 |
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スタッフ | 芦塚伸也/船越禎広/久能宣昭 |
助手 | 松岡弘樹/今給黎宗 |
大学院生 | 能丸遼平 |
研究生 | 中山景一郎 |
福岡大学西新病院 | 阿部光市 |
糸島医師会病院 | 山口真三志 |
社会保険直方病院 | 松岡賢 |
戸畑共立病院 | 柴田衛 |
済生会大牟田病院 | 向坂秀人 |
さくら病院 | 江上弥之介 |
スタッフ | 釈迦堂敏/横山圭二/田中崇/高田和英/福永篤志 |
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助手 | 柴田久美子/宮山隆志/徳重裕陽 |
研究生 | 福田洋美 |
福岡大学西新病院 | 入江真 |
福岡赤十字病院 | 岩下英之/姫野修一 |
白十字病院 | 内田洋太郎 |
スタッフ | 石田祐介/土屋直壮/古賀毅彦 |
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助手 | 松元慶亮/福山真 |
大学院生 | 北口恭規 |
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