- 会長挨拶
- 第54回日本心脈管作動物質学会
会長 岩本 隆宏
福岡大学医学部薬理学 教授
- この度、第54回日本心脈管作動物質学会年会を2025年1月31日(金)~2月1日
- (土)に、福岡市美術館(ミュージアムホール・レクチャールーム・アートスタジオ)
- にて開催させていただくこととなりました。このような大変光栄な機会をいただいた
- 理事会ならびに学会関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
- 本学会は、心脈管作動物質に関する研究の発展を図り、会員相互および関連機関と
- の連携を保ち、広く知識の交流を深めることを目的に、1972年に設立された歴史と伝
- 統のある学会です。年会では、心血管系に関連する諸分野で活躍中の基礎系・臨床系
- 研究者が毎年一回、一堂に会して、心脈管作動物質に関する最新の研究成果を発表・
- 討論し、活発に研究交流を行う貴重な場となっています。今回、第54回年会のテーマ
- を、会場となる美術館と掛けて「アートな(独創的・感動的な)心脈管作動物質研究
- を目指して」とさせていただきました。美術館特有の少し高貴な雰囲気で、研究発
- 表・討論・交流を盛り上げることができればと思います。
- 例年通り、一般発表(ポスター)に加えて、次世代の心脈管作動物質研究を担う
- 若手研究者の育成を目的とするYIA選考も設けて、多くの演題を幅広く募集いたしま
- す。基調講演では、石井優 教授(大阪大学)に「生体イメージングで捉える免疫炎症
- の時空間的多様性」、阿部弘太郎 教授(九州大学)に「肺高血圧症におけるトランス
- レーショナルリサーチへの取り組み」のタイトルでご講演いただきます。また、理事長
- 特別講演として、福本義弘 教授(久留米大学)に「これからの肺高血圧症研究と診療
- について」のタイトルでご講演いただきます。さらに、アートなシンポジウム企画
- (5テーマ)、若手シンポジウム・ワークショップ企画により、各専門分野の第一線で
- ご活躍中の先生方・若手研究者にご講演いただく予定です。
- 会場の福岡市美術館は大濠公園と福岡城跡(黒田長政築城)に近接しており、福岡
- 市の歴史・芸術文化・観光の発信拠点といえる場所にあります。美術館には、九州ゆ
- かりの画家をはじめ、ミロ、ダリなど20世紀を代表する作品を常設展示しています。
- 学会参加の合間に、周辺の散策や美術館の観覧(チケット無料配布)もお楽しみいた
- だければ幸いです。また、学会初日の夕方には、大濠公園を一望できる美術館レストラン
- (ホテルニューオータニ博多直営)で情報交換会を予定していますので、多くの皆様の
- ご参加を心よりお待ちしています。