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留学記:諸鹿俊彦 2005年 大分大学卒業

私は、卒後11年目の呼吸器外科医師の諸鹿俊彦と申します。平成27年5月よりオーストリアの首都ウィーンにある、ウィーン医科大学(Medical University of Vienna)の呼吸器外科学教室に留学しています。こちらではClinical Fellowという立場で、大学付属の総合病院(Allgemeines Krankenhaus der Stadt Wien : AKH)において手術を中心に臨床現場で研修を行っています。1年間の留学予定で、現在約3ヶ月が過ぎたところです。

AKHはベッド数2116床、年間総手術件数49028例(2013年)と、日本には例を見ない程の大規模な病院です。私が現在所属している呼吸器外科教室は年間総手術件数が約1100例と非常に多く、またその中でも特徴的なのは、肺移植手術が年間約120例とヨーロッパでもトップクラスの症例数を誇っています。

Clinical Fellowというのはいわゆる臨床留学生であり、そのため私の現在の主な研修内容は手術に参加することです。海外の病院で手術に参加するということは、言葉の面を含めてストレスを感じることは多いです。しかし、肺移植手術を含めて、日本ではなかなか多く経験できないような手術症例に参加できることは非常に貴重な機会であると思います。また同年代の他国からの留学生や、こちらのスタッフやレジデント達と共に働きコミュニケーションを取ることも、とても刺激的で良い経験になっています。

また海外留学の醍醐味の一つとして、日本とは異なった環境で生活することでその地域ならではの文化や魅力を体験できることも挙げられると思います。ウィーンの街は古くからある建造物が多く、またAKHはウィーン中心部にも近いため、少し病院近くを歩くだけでも美しい歴史的な街並みを堪能することができます。病院の休みの日にはウィーンフィル管弦楽団のコンサートやザルツブルグ音楽祭に行ったり、少し足を伸ばしてイタリアやドイツへの小旅行に行ったりと、勉強以外でも海外留学生活を満喫しています。

海外留学をするということは、自分の専門領域における知識や経験を深めることが出来ると同時に、海外生活をしながら多くの新しい体験をすることで多方面での見聞を広めることが出来るため、自分の将来にとって非常に貴重な経験になると思います。このような素晴らしい留学の機会を下さった岩﨑教授をはじめとして医局スタッフの方々、留学先のウィーン医科大学呼吸器外科教室の方々に感謝し、この機会を最大限生かせるようこれからも頑張って行きたいと思います。

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