学生・研修医の方へ

Interview01

総合診療部は仕事の幅が広く 様々な疾患に対応できる 医師になれると思い 入局を決めました。

【入局年】2021年

福岡大学病院 総合診療科

森永 美奈

入局を決めた理由

 まず、自身が福岡大学出身でかつ研修医としても2年間過ごしており、とても慣れた環境でした。学生時代、当時私は心療内科に興味がありました。総合診療部をローテートした際に漢方で自閉症患者の症状緩和を行っているところを見て感銘を受けました。その後研修医の間に何ヶ月かローテートさせて頂き、とてもアットホームな雰囲気に惹かれました。当院の総合診療部はERや病棟管理など仕事の幅が広く、様々な疾患に対応できる医師になれると思い入局を決めました。

経験した、している業務

 当院の総合診療部にはERと病棟があります。ERでは尿路感染症や肺炎などcommonな疾患を経験することができます。病棟業務では他科や他院から紹介となった不明熱患者などの精査を行っていき、ANCA関連血管炎や結核性脊椎炎などrareな疾患も経験できます。経験できる手技としてはERで外傷患者の創傷の縫合や、腰椎穿刺、CVカテーテルの挿入なども経験できます。

この仕事のやりがい

 とてもバリエーション豊かに様々な疾患を見られるので、毎回とても新鮮な気持ちで診療に当たることができ、飽き性な私にはぴったりでした。また、医局の雰囲気がとてもなごやかであり、投資やランニングなど多趣味な先輩が数多くいらっしゃるので刺激を受けます。医学一つにならずに趣味にも注力することができることも仕事を長く続けるには大切だと思っています。

後輩へのメッセージ

 総合診療部は一般内科や様々な手技を行えるので、選択肢の多い科だと思います。もちろん総合診療のスペシャリストになることも可能ですが、まだ何科になるか絞りきれない方も、総合診療部に一度入局して数年してからまた別の科に移ることもしやすいと思います。実際に数年だけ総合診療部にいてそこから精神科や腎臓内科に行かれた先輩方もいらっしゃいます。迷っているそこのあなた、一度総合診療部に入ってみてはいかがでしょうか。

Interview01

アットホームな雰囲気で どんな些細なことでも 気軽に相談ができる。

【入局年】2021年

福岡大学病院 総合診療科

牛島 正人

入局を決めた理由

 三つ挙げるとすれば、「二次救急を担当していること」、「身体診察や漢方や感染症に精通した指導医が在籍していること」、そして「医局の雰囲気が非常に良いこと」です。多くの大学病院の総合診療部門は不明熱などを含めた診断の難しい稀な病態をメインで診ているところが大部分だと認識しています。当院の総合診療部ではそのような疾患ももちろん多数診療していますが、同時に二次救急も担当しているため、実際に地域医療の現場で必要とされる common diseases の初療から入院までの診療も多数経験することができます。大学病院という充実した指導を受けられる環境下で稀な病態と common diseases を両立して経験できることは大きなメリットだと感じました。

経験した、している業務

 外来や二次救急外来から入院となった患者さんの診断や治療を担当します。主治医として主体的に方針を決定する環境が用意されていますが、常に上級医の密な指導が受けられ、どんな些細なことでも気軽に相談することができます。同時に二次救急の初療を担当します。必要に応じて専門科に紹介することもありますが、そのまま入院を担当することも多くあります。こちらも主体性は担保されつつ、いつでも気軽に上級医に相談できる環境です。上記の業務の中で、CVC留置や腰椎穿刺、簡単な縫合処置などの手技も経験しています。

この仕事のやりがい

 患者さんの話を聞いたり身体診察をすることで診断にアプローチすることが総合診療の面白さの一つではないでしょうか。都市部の大病院だけでなく、医療資源の乏しい僻地医療や在宅医療など場面を選ばすに能力を発揮できることが総合診療医の強みだと思います。また、単に病気を治すことだけではなく患者さんの悩みの解決を重視していることも総合診療の面白さだと思います。実際に長年悩まされていた症状が著明に改善して笑顔になって退院される患者さんの姿をみた際には大きな喜びを感じました。

後輩へのメッセージ

 病院総合診療、プライマリケア、二次救急を大学病院のような指導医が充実した環境の下で学べることは稀だと思います。福大総診にはその環境がそろっています。上級医も教育的かつ優しい先生しかおらず非常にアットホームな雰囲気でストレスなく働くことができています。私は出身大学・初期研修ともに福岡大学ではなく3年目以降の進路についてはとても悩みましたが、福大総診に入局して本当に良かったと思います。少しでも興味のある方はぜひ一度見学に来てください。

Interview03

総合診療部の魅力は、 二次救急、病棟診療、 外来診療を学べること。

【入局年】2015年

福岡大学病院 総合診療科

野下 育真

福岡大学病院 総合診療科の魅力

 当院の総合診療部の魅力は、二次救急、病棟診療、外来診療を学べることです。二次救急では、末梢性眩暈、外傷、発熱、脳梗塞、心筋梗塞、大動脈解離など、様々な救急疾患を経験できます。また、大学病院の二次救急の特色としては、全科にコンサルトを行うことが可能なので、専門的な対応が必要な場合も、他科の協力を得て診療を行うことが出来ます。入局して半年程は上級医と共にER当直を行うことができるので安心です。
病棟診療では、感染症、膠原病、不明熱、悪性腫瘍やER外来からの入院患者など、様々な症例を経験できます。また、当科の病棟診療はチーム制を行っており、3年目の新入局の医師が一人で診療を行い、責任を負うことは無く、上級医と共に安心して診療を行うことができます。
当科の外来診療は、他院で診断の付かなかった、原因不明の疾患精査の最後の砦となっており、その為、鑑別疾患の挙げ方、精査、診療の方法を学べることが出来ます。当科外来も、上級医に気軽に相談することができ、安心して診療を行うことが出来ます。
また、当科の医局員は優しい先生方が多く、雰囲気が良く、過ごしやすい医局となっております。興味のある方は、是非見学に来られてください。一緒に総合診療を学んで行きましょう。

Interview04

「地域の最前線で患者さんと向き合う  新しい総合診療専門医を育成し、  地域へ送り出すこと」

【入局年】2016年

福岡大学病院 総合診療科

奥津 翔太

福岡大学病院 総合診療科の目標

 福岡大学病院総合診療科では、「地域の最前線で患者さんと向き合う新しい総合診療専門医を育成し、地域へ送り出すこと」を目標に掲げています。
当総合診療科は大学医学部としての研究や学生教育、高度急性期病院としての病院総合診療(ホスピタリスト)並びに1次・2次救急を含むプライマリ・ケアとしての側面をもち、日々、総合診療外来、ER業務、病棟管理、学生教育を行なっています。
当科の後期研修では、外来診療において、患者さんの症状に向き合い、医療面接と身体診察、ニーズに応じた検査スケジュールの立案と実施、必要に応じて他科と連携し問題を解決する技能が育まれ、ER診療では、救急領域のプライマリ・ケアの経験を積むことができます。
また、筑豊地域の地域医療研修では、これまで培った診療経験を活かした総合診療外来と救急医療の実践、慢性期の管理並びに在宅診療を行うことで、さらなる経験を積むことができます。
当科での後期研修、家庭医療専門医並びに総合診療医専門医の取得、学会活動や関連セミナーへの参加などを通して、総合診療医・プライマリケア医としての経験を深められると思います。
在宅医療、総合診療・プライマリ・ケアに興味をお持ちの方は、是非見学にいらしてください。医局員共々、心よりお待ちしています。

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