MEDICAL TREATMENT診療内容のご案内
形成外科であつかう疾患はたいへん幅広く、内容も多彩です。治療法も日進月歩で、数年前の方法が現在では否定されているものも少なくありません。また、形成外科の治療は定型的なもの(レディーメード)は少なく、テーラーメードの治療が中心です。つまり患者さんによって最適な治療法が違ってきます。ここでは概容と最近のトピックスをできるだけわかりやすくご説明します。詳しくは外来で担当医にお訊きになることをお勧めします。
小児形成外科福大病院形成外科に入院する患者さんの半数近くは、お子さんです。
見かけ(外表)の先天異常がおもな対象です。頭のてっぺんから足先まで、すべて含まれます。
外傷・創傷管理全身熱傷や顔面の多発骨折などの重症な外傷は、福大病院救命救急センターに入院していただき、救命チームと一緒に形成外科が診療にあたります。
腫瘍・再建外科顔をはじめ目立つ部分の皮膚または皮下の腫瘍を切除します。
悪性腫瘍を切除した後、または外傷後の変形を再建手術により回復させます。
福大病院では、乳腺外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、整形外科、皮膚科などが悪性腫瘍手術を行う際に、形成外科がチームに加わり再建手術まで同時に行ってしまう治療(同時再建術)も盛んに行われています。
美容医療加齢にともなう顔と体型の変化をおもな対象に治療を行います。新しい治療法の研究と、質の高い美容医療の普及を目指しています。福大病院では安全性が高い(短期的および長期的)と考えられる医療材料または機器(たとえば厚労省承認またはFDA,EU承認、倫理委員会承認のもの)でなければ使用しない方針です。したがって、安全性が確認できていない器材を使用することや非吸収性異物を体内に注入することはありません。私たちは新しい治療法の研究と、質の高い美容医療の普及を目指しています。