専門医の声Essay/Weblog
2022年09月
担当:山口 崇之(2015年度入局)
自分は2012年度に大学を卒業し、医師3年目は研修先の病院に残り、救命救急医として働きました。しかし外科系の方が面白そうだなと途中で思いなおし、4年目に福岡大学形成外科に入局しました。
福岡大学での研修は、マイクロサージャリーの執刀、眼瞼下垂などの外眼部形成や小児形成など、多くの手術を経験させてもらえたため、きつかった部分ももちろんありましたが、とても充実していて、形成外科医としての実力が十分につく研修だったなと感じています。専門医試験については、詳細は割愛しますが、究極的には1問1問じっくり理解して解けるようになれば9割以上は得点できると思います。
後輩の先生方には、「できることだけやっていても、できるようにならない。」ということ、また、後輩にしっかり指導することも大切な仕事だということを覚えておいて欲しいです。形成外科はたくさんの手術方法、アプローチの仕方があるため、経験したことがないけれど、やらなければいけない場面に多く遭遇します。そのためには、日頃からの勉強と基本手技の徹底、術前のイメージトレーニングが大事ですし、やったことがない手術にチャレンジできることに楽しみを見いだす気持ちを大切にしてください。
髙木先生を中心に全員で教え、協力しあい、レベルアップしていき、毎年たくさん入局してくれるような、雰囲気の良い医局を作ってくれることを後輩の皆さんには期待しています。