多発筋炎皮膚筋炎に伴う間質性肺疾患に対する肺移植の臨床的特徴の解析
病院長の許可日 ~ 西暦 2023年01月31日
呼吸器・乳腺内分泌・小児外科 准教授 白石 武史
病院長の許可日 ~ 西暦 年 月 日
■後向き期間:西暦 1996年01月01日 ~ 西暦 2019年12月31日
■前向き期間:病院長の許可日 ~ 西暦 年 月 日
千葉大学医学部附属病院 呼吸器外科およびその他の肺移植認定9施設
(岡山大学病院、京都大学医学部附属病院、大嵩大学医学部附属病院、東北大学病院、国立研究開発法人国立循環器病研究センター、独協医科大学病院、福岡大学病院、長崎大学病院、東京大学医学部附属病院)
にて多発筋炎/皮膚筋炎合併間質性肺炎に対し脳死/生体肺移植待機患者となった症例、脳死/生体肺移植手術を施行した症例を対象とし、後ろ向きの観察的研究を行う。
本研究は観察研究であり、当該9施設で該当となった症例50例を対象とする。当院は5例を対象とする。
この研究は、本邦における多発筋炎及び皮膚筋炎に伴う間質性肺疾患に対する肺移植の現状を把握し、予後因子等の臨床的特徴を明らかにすることにより、 今後の多発筋炎・皮膚筋炎に合併する肺疾患に対する肺移植の関わり方が考察できる情報を提供することを目的とします。
具体的には多発筋炎・皮膚筋炎に伴う間質性肺疾患患者の本邦脳死肺移植登録患者数、登録時の臨床情報(間質性肺炎の診断の有無、画像所見や抗MDA5抗体や抗RAS抗体等の有無、登録時の治療方法)、 待機期間中の経過(治療経過、間質性肺炎の増悪や悪性腫瘍の発生の有無など)、脳死/生体肺移植数、片肺/両肺移植数、実際に肺移植が行われた症例数とその割合、 移植にいたらなかった原因についても調査します。
また実際に移植が施行された症例に関しては、その周術期管理を含めた臨床的特徴、及び移植後の合併症(急性拒絶反応、慢性拒絶反応、抗体関連拒絶反応有無)、 肺以外の臓器の合併症や原病の増悪を含めた予後を調査し、多発筋炎・皮膚筋炎に伴う間質性肺疾患における肺移植の実情を明らかとし、その適応および効能を考察します。
千葉大学医学部附属病院 呼吸器外科およびその他の肺移植認定9施設(岡山大学病院、京都大学医学部附属病院、大嵩大学医学部附属病院、東北大学病院、 国立研究開発法人国立循環器病研究センター、独協医科大学病院、福岡大学病院、長崎大学病院、東京大学医学部附属病院) にて多発筋炎/皮膚筋炎合併間質性肺炎に対し脳死/生体肺移植待機患者となった症例、脳死/生体肺移植手術を施行した症例を対象とし、後ろ向きの観察的研究を行います。
診療録、検査データ、画像データなど
□無
■有
提供元の研究機関名:千葉大学
提供先の研究責任者:呼吸器病態外科学 吉野一郎
提供する試料・情報:(1) 肺移植登録前評価項目
登録番号、年齢、性別、身長、体重、既往歴、内服歴、画像所見(胸部レントゲン、胸部CT、肺血流シンチグラフィなど)、採血結果(血算、生化学、凝固、自己抗体、動脈血ガス分析)、
肺機能検査、病歴、治療法、病理組織診断
(2) 肺移植待機期間中評価項目
脳死/生体肺移植の有無、肺移植に至らなかった場合の理由、間質性肺炎の増悪、悪性腫瘍の発生、予後、組織診断結果
(3) 肺移植術中評価項目
手術日、術式、移植肺虚血時間、手術時間、出血量、合併症、採血結果(血算、生化学、凝固、自己抗体、動脈血ガス分析)
(4) 肺移植術後評価項目
移植後合併症(急性拒絶反応、慢性拒絶反応など)、採血結果(血算、生化学、凝固、自己抗体、動脈血ガス分析)
■無
□有
代表機関名:千葉大学大学院医学研究院
本学:医に関する倫理委員会で承認され病院長から許可された研究者
他施設:各施設の倫理委員会で承認され研究機関の長から許可された研究者
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