肺癌研究グループでは、国内有数の手術症例数を誇る施設である特徴を生かし、症例の蓄積を元に様々な研究を行っています。臨床研究をはじめ、近年は基礎的研究にもより一層力をいれております。中でも肺癌の浸潤や転移に関する研究は、これらの機序の解明となる結果を提示するなど成果をあげており、更なる研究とともに、今後臨床へのフィードバックを検討しております。臨床研究においては、胸腔鏡手術の教育シミュレーション開発など、教育に直結した研究も精力的に行っています。
癌や移植の研究についての成果を参考論文として記載しています。悪性腫瘍の基礎的研究や、臨床データを集積しています。トランスレーショナルリサーチとしていつも研究が臨床に反映できることを第一の目標としています。最近では分子生物学的手法や免疫組織学的な基礎的研究は、各基礎教室や他の施設へ出向し、研究を行い、成果を教室へ還元する方向としています。これにより質の高い研究ができると考えたからです。臨床データは教室のデータベースを基に解析したものを主としています。御覧になって下さい。 (参考論文掲載、学会)
教室用のシミュレーターには工学部との連携(医工連携)で胸部モデルを作り、高い評価を得ています。一部はすでに全国的な普及に至っています
教育は次の医療人を世に送り出す重要な役割をもっています。勿論学生から研修医・レジデントまで熱心な指導を行っています。今時のiPodを用いたものを学生や教室員に配布しています。
DVSTを用いた海外とのネットワークを利用し、アジア地区への手術教育を行っています。とても良好な病院内のフレンドシップを築きあげることができました。これからもどんどん交流を広げて行くつもりです。