キャリアパス

法医学の医師になるためには

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医師となるためには、当然ですが大学の医学部に入学しなければなりません。

医学部6年間の教育課程において、基礎医学から臨床医学を学び、4年次に全国共用試験に合格すると「Student doctor」として臨床実習ができるようになります。2年間の臨床実習を終え、6年次で医師国家試験に合格すると医師となります。その後、2年間の卒後臨床研修を終了すると臨床医となります。

医学部における法医学の教育は、3年次または4年次に行われています。法医学で診る症例は、様々な疾病や外傷(因)を有していることから、法医学の医師を目指すには、卒後臨床研修を済ませ臨床医になることが良いでしょう。そのうえで、大学院で法医学を本格的 に学ぶことになります。大学院では、法医学の知識の習得、研究に加え、法医解剖の経験を積むことで、在学中または修了後に、死体解剖保存法による「死体解剖資格」を取得します。

大学法医学教室で医師として働くためには、大学院を修了し医学博士を取得しておくことが必須です。法医解剖を行うためには死体解剖資格が必要です。

その後、法医解剖の経験を積み、研究に取り組み論文発表や学会発表の業績を上げ、審査を受けて「法医認定医」、さらには「法医指導医」の資格を得ることになります。

他の専門領域の医師と同様に、法医学の医師も生涯をかけて研鑽を積むことが求められます。

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