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発達看護実習Ⅰが終わりました。

2年生100名が2月6日(月)~2月24日(金)までの3週間を3クールに分けて実習を行い終了する事ができました。

新カリキュラムとして初めての「発達看護実習Ⅰ」として、妊娠期-出産-育児期の中での子どもの子育てとという切れ目のない学び、特に母親と子どもに焦点をあて「乳幼児期にある子どもと家族の発達段階・健康課題を理解し、多様な社会の中で子どもと家族の権利が尊重され安寧に生活できるように、対象に応じた援助を考える」ことを目的に実習を行いました。
小玉 正太

 実習初日は、NPO法人「赤ちゃん先生」を招き、妊娠・出産・子育てについてママ目線でのお話をしていただき、学生は「妊娠したらうれしい、楽しみ」と思っていたが、妊娠する事が当たり前ではなく、不妊に関する事や妊娠期の各時期や分娩に対して様々な不安や葛藤などの思いを持っていることに気づかされました。そして大切に我が子を産み・育てている親の話からも、子どもだけをみるのではなく、親の思いにも寄り添う大切さなどを学ぶことができたようです。その後保育園(所)に実習に行き乳幼児の保育の場で、子どもの成長発達や子どもへの関わり方を学ぶことができました。学生は教科書で学習した年齢毎の成長発達を実際の子どもを通して学びを確認しました。特に保育士が個々の子どもの成長発達を促進する関わりを行っていることに驚かされ、子どもだから何もできないのではなく、成長発達途上にある子どもだからこそ一瞬一瞬を丁寧に接していることに気づかされる実習でした。

小玉 正太

 最終日は、各保育園(所)について発表し、様々な設置主体や看護師配置、医療的ケアやサポートが必要な保育など学びを共有する事ができました。さらに子どもと家族にとっての権利擁護や切れ目のない支援について現在の母子に関連する制度や施策など「健やか親子21」と照らし合わせながらグループワーク、ディスカッションを行い大きな学びを得ることができました。ご協力していただきました赤ちゃん先生、保育士の皆様、そして大きな学びを提供して頂きました子どもたちへ感謝申しあげます。