膵島移植
膵島移植の成績

移植膵島が生着していると、血糖値に反応してインスリンを分泌しますので、インスリンの注射が不要となることが期待されます。
膵島の数が少なかった場合や、移植膵島の生着が十分でなかった場合などは、インスリン注射が必要です。
しかし、この様な場合でもインスリン注射の量が減量できたり、インスリン治療による血糖値の変動幅が小さくなったりして、血糖のコントロールは容易になります。
その様子はインスリンが体内で作られていることを証明するC-ペプチド濃度が、移植前に比べると血中や尿中で増加することで確かめられます。

ここ10年間に膵島移植の方法はいろいろと改良され、移植成績も向上しています。
2000年にカナダのアルバータ大学で膵島移植を受けた12例の患者さんは2~3回の膵島移植が必要でしたが、結果として全員移植後にインスリン注射が不要となりました。
しかし移植後1年、2年と経過するとインスリンの分泌量が少なくなって、再びインスリン注射が必要となる場合もみられています。