膵島移植
移植後の経過

移植膵島が生着すれば、血糖値を感知して必要な量のインスリンが分泌され、血糖値が低下すればインスリン分泌も自動的に少なくなりますので、血糖値が正常化します。
移植直後には、膵島細胞がインスリンを作る負担を軽くするため、たとえ移植膵島がインスリンを分泌していても、インスリンの注射を続けた方が良いと判断される場合があります。
生着した膵島が充分量であれば、通常移植直後よりインスリン注射は不要となります。順調に経過した場合は、2―3週間で退院できます。

血糖が正常域まで低下しない場合は、移植膵島が拒絶反応により消失した場合と、肝臓の中に生き残った移植膵島の量が不足している場合とが考えられます。
このいずれの場合も、インスリン注射を続けて、次の膵島移植の機会を待つことになります。
欧米では比較的短い期間で次の膵島移植の機会が訪れますが、日本では二回目の膵島移植を受けることが出来るまでには、少々時間がかかると考えていただかないといけないでしょう。
拒絶反応がおこった場合、移植した膵島は自然に消滅しますので、あらためて摘出する必要はありません。