No.150 International Continence Society 2024 in Madrid 参加・発表報告
病棟医長の郡家です。2024年10月21日~24日に国際排尿機能学会inマドリードに参加させていただきました。私にとって初めての国際学会での発表であり、そのプレッシャーたるや筆舌に尽くしがたいものでした。というのも、私の英語力は中学2年生の時に取った英検準2級をピークに低下の一途を辿っており、現在では母国語である五島弁ですら話すことができなくなっていました。そもそも日本からマドリードにたどり着けるのか、飛行機の乗り換えが一人でできるのかといった問題もありました。
7月辺りから憂鬱な気持ちが、さざ波のように寄せては返すを繰り返し、そして当日を迎えました。
まず結果、無事に着けました。やればできる子でした。



しかし、これはまだ序章に過ぎず、翌日には本番の発表がありました。
ホテルで何度もシミュレーションを繰り返し、いざ本番です。


(現地の女の子に嫌な顔されながら撮影)
結果……、微妙でした。そこまでの子ではありませんでした。
英語の質疑応答は、やはり難しく、聴衆の中にいらっしゃった救世主(教授)が通訳してくださり、なんとかその場をしのぐことができました。
座長の先生もとても優しく、途中私が英単語を思い出せず、詰まっていると、察して教えてくれました。
発表が終わり、座長の先生に「Muchas gracias……」というと、満面の笑みで「スペイン語のため不明」とおっしゃっていただきました。
発表も終わり、教授とともにスペインの街を練り歩き、現地の料理とお酒で腎臓と肝臓を思う存分痛めつけ、最高に充実した三日間を過ごすことができました。



帰りの飛行機も20時間かけて日本に無事辿り着きました。家に帰るまでが学会です。
学会期間中、大学に残り病棟、外来業務を頑張ってくださった医局員の皆さんにもこの場をお借りして御礼申し上げます。
Muchas gracias!!