尿路感染症

 泌尿器科であつかっております尿路感染症は、乳幼児における膀胱尿管逆流などの基礎疾患を原因とする複雑性尿路感染症、 あるいは女性に多い単純性膀胱炎、また高齢者におきましても、前立腺肥大、神経因性膀胱などを原因とする複雑性尿路感染症などと、非常に多岐にわたり、年齢層も幅広いといえます。 これらにつきまして、当科では、尿路感染の原因となるような基礎疾患がないかどうか等チェックしながら、診断・治療を進めてまいります。 気になる症状がございましたら、ご気軽にご相談下さい。

性器感染症

 性器感染症は感染部位から前立腺炎、尿道炎、精巣上体炎などに分類されますが、 なかでも、多様化、若年化する若者の性行動の影響もあり蔓延化している性感染症(Sexually Transmitted Infections=STI)には、注意が必要です。 性感染症には、性器クラミジア感染症、淋菌感染症等があり、なかでもキノロン耐性をはじめとする薬剤耐性淋菌の蔓延やオーラルセックスを介する感染者の増加などが問題となっています。 当科におきましては、これらについての診断・治療とともに、薬剤耐性淋菌に関する実験的研究も行っております。