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Female Urologist

女性泌尿器科医の紹介


女性泌尿器科医の紹介

当講座の女性医師と桜の前で

女子学生・女性医師に対してのメッセージ
~ 多様性を許容する診療科 ~


1. 全国の泌尿器科医における女性の割合
 泌尿器科は、男性の特有の臓器である前立腺などを扱う疾患の特性上、男性の患者さんが多くいらっしゃいます。 しかし当然のことながら泌尿器疾患に罹患する女性の患者さんもおり、その女性の患者さんの中にはできれば女性医師に診察を希望するという方もいらっしゃいます。 しかしながら、全国の泌尿器科医の中で、女性医師の割合は約 3.5%と少ないのが現状です。女性の泌尿器科医は全国どこでも大変重用されています。

2. 泌尿器科の多様性
 泌尿器科は、癌の治療のみならず、小児泌尿器科、女性泌尿器科、腎移植等非常に多くの分野を網羅し、多様性に富んでいます。この多様性は、診療自体にも及びます。 泌尿器科診療の多くは、泌尿器がんの治療になるかと思いますが、手術に関して考えてみますと、経尿道手術、腹腔鏡手術、ロボット手術、開腹手術等、様々な治療選択肢があります。 例えば、自身の勤務先で、がんの患者さんがいらっしゃった場合、自分のできる範囲で診療を行えばよく、自分では対応が難しいと判断すれば、他院に紹介することもできます。
 逆に、困難な手術に携わりたいと考えているならば、他の科と合同の拡大切除等にも携わることができます。 さらに、泌尿器科の特徴は、勤務時間内は外来診療、検査、手術と多忙を極めることが多い一方で、時間外の呼び出しは他の外科系と比べても、非常に少ないことが挙げられます。 若いときは、多少物足りない気がすることもありますが、年齢を重ねると、これはある面、ありがたいことかと思います。

3. 女性医師の活躍の場としての泌尿器科
 女性医師の中には、結婚され、出産と子育てに多くの時間を費やす必要が出てくる方もいらっしゃいます。 前述のように泌尿器科は多様性に富み、またその多様性を許容しうる科です。したがって、自分の生活に合わせた勤務を行うことができるということが特徴です。 当科では、子育て支援を積極的に行っており、女性も働きやすい環境となっています。別の項目で、当科の女性医師の活躍を報告していますので、是非参考にしてください。