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No.173 医学部同窓会 烏帽子会へ学会開催の報告を行いました
日本泌尿器科学会 福岡地方会 第316回例会 開催報告(羽賀宣博)
この度は、烏帽子会の多大なるご支援の下、上記学会を2025年7月26日(土)に当講座が主幹で開催することができました。この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。今回の地方会は、電気ビルみらいホールで開催となりました。参加者数は150名以上となり、登録演題数は34題となりました。演題数もさることながら、興味深い発表も数多くあり、大変勉強になりました。
当講座からは、今回2演題を発表させていただきました。岩田明斗先生が、「尿道閉塞に対する Augmented Anastomotic Urethroplasty 後の吻合部の膿瘍に対し保存的加療が奏功した1例」を発表しました。また、迫 両太先生が、「動脈塞栓術施行後腹腔鏡下に腫瘍切除と膀胱部分切除を要した骨盤内パラガングリオーマ」の発表をいたしました。どちらのテーマも手術治療を中心としたテーマで、「臨床の福岡大学」を大いにアピールできたのではないかと自負しております。また、地方会は、若手医師の学会発表の登竜門としての位置づけであると思われます。演者の2人は、当講座入局の一年目であり、今回が学会発表のデビュー戦でした。しかしながら、両者とも堂々と発表しており、さらに質疑応答も的確で、彼らの将来が今から楽しみです。
また、当講座の関連病院である福西会病院、古賀病院21、飯塚病院、白十字病院からの発表もありました。日常の診療のみならず、学術方面にも力を入れてくれてきているようで、大変うれしく、そして頼もしく感じた次第です。驚きましたことに、大ベテランの白十字病院の吉田一博先生(福岡大学卒)もご自身の経尿道的手術の成績をご報告されており、そのバイタリティに感銘を受けた次第です。
さて、今回の地方会でいくつか新たな取り組みも行いました。一つ目は、特別講演の開催を見送ったことです。一般演題の登録数が最近増えてきており、学会自体が長時間に及んでいました。それに伴い、一般演題終了後の特別講演の参加者が、非常に少ないのが気になっていました。今回は、理事の先生方のご了解を得て、あえて特別講演の開催を行わないこととしました。特別講演終了後の情報交換会がないのが残念という先生もいらっしゃるかと拝察しましたので、休憩時間に情報交換を円滑にしていただけるように、福岡一番と誉れ高いおいしいドーナツを準備しました。多くの先生方に喜んでいただいたようです。二つ目は、座長をあえて若手の先生にお願いしました。助教の岡部雄先生と青柳力夫(福岡大学卒)の二人とも多少はプレッシャーがあったと思いますが、非常に円滑に司会進行を進めてくれ、時間通りに会が終了いたしました。若い世代が台頭してくれることを見るにつけ、大変心強く思いました。
準備の段階から、医局員や秘書さんが、大変協力的に、そして率先して業務を行っていただきましたので、私自身ほとんど苦労せずに、地方会を無事終了することができました。この場をお借りして感謝申し上げます。そして、学会が無事盛会に終了したことを大変喜ばしく感じております。
末筆ではございますが、烏帽子会の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。また、引き続き、ご指導ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
